食事会を開くのもいいですね

【新築祝いのお返し体験談】

私たち夫婦がマイホームを持ったのは約6年前。 引越しから約1か月後に出産をしたため「新築祝い」と「出産祝い」が同時期になり、その結果「新築祝いのお返し」を贈ることなく終えてしまった我が家。

当時はそれで良いと思っていましたが、今振り返ってみると当然「新築祝いのお返し」も必要だったはずです。 なんて無作法なことをしてしまったのでしょう。もう恥ずかしさと後悔しかありません。 ただ、有り難いことに「それ以来連絡が取れなくなってしまった」という友人・知人はおらず、皆さんの優しさに感謝しつつ無知の恐ろしさを思い知りました。

家庭を持ったらこれまで以上にマナーが問われる機会が増えるでしょうから、いざという時のためにしっかりと勉強しておかなければならないのです。 恐らくこの先の人生で新築祝いのお返しを贈ることは無いでしょうが、万が一2回目があったとしたら、今度こそ後悔しないように丁寧に対応しようと思います。

さて、恥ずかしながら新築祝いのお返しを贈ったことはありませんが、頂いたことは何度かあります。 環境と肌に優しい台所用の洗剤、高級スイーツ、高級果物など、普段は購入しないようなワンランク上の品物は頂くと嬉しいものです。 ちなみに、台所用の洗剤はもったいなくて2年ほど棚に収納されたままですが、そろそろ使ってみようかなと思っているところです。

尚、「お返しのかわりに食事会を開く」というパターンもあります。 これは職場の人の新築祝いに多いのですが、お祝いの品物を頂いたら「お返しの代わりに、今度、食事会を開くので飲もう!」と一言付け加えます。 そして、お返しとして食事会の飲食代を持ちます。

食事会の飲食代は正式な「お返し」ではありませんが、職場の人なら親睦を深められるので良いとは思います。 お互いの理解があれば正式な形でなくてもお返しとして成立しますし、その方がより喜びが伝わることもあります。 ただ、上司や目上の方に対してはきちんとした形でお返しの品物を贈ったほうがいいので、現在、人気の新築祝いのお返しを参考に品物を選んでください。

コーヒーギフトが1位になりました

コーヒーギフト

ホッと一息つきたいときに飲みたくなるのがコーヒー。有名コーヒー店のドリップコーヒーの詰め合わせは新築祝いのお返しで人気の品です。 インスタントコーヒーよりもドリップコーヒーの方が美味しいことは知っているけれど、一般家庭ではインスタントコーヒーで手を打ってしまうことが多いと思います。

でもやっぱり自宅でも美味しいコーヒーが飲みたい!という時に、お返しで美味しいドリップコーヒーのギフトが届いたら幸せを感じてしまいます。 個包装になっているものを選べば、普段はコーヒーを飲まないという方でも来客がある時などに重宝します。

尚、カプセル式のコーヒーメーカーを所有しているお宅には、そのコーヒーメーカーに対応したカプセルを贈っても良いです。 カプセルは、まとめて購入すると意外と良い値段になってしまいますから喜ばれるはずです。

ただ、まれに「コーヒーがダメ」という人がいます。そんな方には紅茶を贈るといいでしょう。 私の回りで「コーヒーがダメ」という友人・知人はいますが、「紅茶がダメ」という人には会ったことがないので、「紅茶苦手率」は低いはず。 贈る相手の好みに不安がある場合は、コーヒーより紅茶にしましょう。

カタログギフト

カタログギフトなら、あれこれ悩むことなく手軽に贈ることができ、贈る側、頂く側にも嬉しいお返しになるでしょう。 同じ金額設定のカタログでも、「食」に重きを置いているもの、エステなどの「体験」が充実しているものなど多種多様なので、贈る相手の趣味や家庭環境に合ったカタログを選ぶと良いです。

私もカタログギフトを贈ったことがありますが、実は「本当にカタログギフトで良いのか?」と悩みました。 贈り物をする際には「あれが良いかな?」「あの人にはこんなのも良いかも?」等々、相手のことを考えて品物を選びますが、カタログギフトの場合は「考える手間」を省くことになります。

パパッとカタログの種類を決定し、すぐに発送してもらえるのでとても便利ではありますが、お祝いを頂くほどに親しくしている相手に対する「手間」を省いている感じが何となく受け入れられませんでした。

そんな中、「自宅ではお酒を飲まないのにビール」とか「あまり好きではないスイーツ」が贈られたことが何度かあった我が家。せっかく頂いた物を素直に喜べない残念さを知った私は、「カタログギフトっていいじゃん!」と思うようになりました。 特に好みが分からない相手に対してはカタログギフトは最適な品物になります。

タオル

ブランド物のタオルやオーガニックコットンのタオルは、使ってみたいけれど自分で買うにはちょっとお高め。そんな品物はお返しにピッタリです。 お返しではありませんが、我が家が新築した際に新築祝いで友人からタオルのセットを頂きました。普段は購入しないような質の良いタオルで、手触りがフワフワ。

その後に第一子を出産したのですが、その出産祝いでも別の友人・知人からバスタオルが届きました。 皆さんからたくさん頂いたおかげで、それから6年経過しても自分でバスタオルを購入せずにすんでいます。

頂き物なのでどのタオルも質が良く長持ち。まだ使っていないバスタオルがいくつかあるので、あと数年は購入することなく生活できそうです。

タオルと言えば、私の祖母はデパートに出かけるたびに何枚もフェイスタオルを買ってきていたようで、納戸には未使用のフェイスタオルがギューギューに詰まった大きなプラスチックケースがいくつか置いてありました。 そのプラスチックケースの存在は祖母亡きあとに判明したのですが、タオルなら何枚あっても困らないだろうということで家族で分け合い、みんなで使いました。

タオルには使用期限がありません。また、流行もあるとは思いますが自宅で使う分には気にしない人の方が多いでしょうから、キレイに保管しておけば何年後、何十年後でも使うことができます。 今、手元にあるタオルを、まだ見ぬ子どもや孫が使う日がやってくるかもしれませんよ。

グルメ食材

普段は買わない「ちょっと高価なグルメ食材」はおススメです。 ドレッシングセット、パスタとパスタソースのセット、カニ缶とご飯のお供の詰め合わせが人気です。 実は先日、夫の同僚からお返しが届きました。かなり大きな箱だったので我が家の子どもたちは「早く開けて!」と目を輝かせて待っていましたが、夫宛てだったので帰宅するまで開けられず、結局そのまま就寝。

その後、帰宅した夫が箱を開けると中身は「パスタとパスタソースのセット」でした。子どもたちが幼稚園に行っている日の昼食にちょうどいいじゃん、と喜ぶ私達。 翌朝、子どもに箱に何が入っていたのかを問われたので「パスタセット」と答えると、子どもはがっかり。

オモチャが入っていないということは分かっていたようですが、何か美味しいスイーツやジュースを期待していた様子。 主婦としては嬉しい品物でしたが、子どもからしたら面白くはないですね。

お返しは持参するよりも宅配便で届く方が多いと思いますが、幼稚園~小学校低学年くらいの子どもだとインターホンが鳴り、印鑑を押し、荷物を室内に運び…という流れ中で、荷物に対する期待がぐんぐん高まって行きます。

「ケーキかな?」「クッキーかな?」と期待して箱を開けたのに、中身が興味のないものだったとしたらガッカリしても仕方がないかもしれませんね。子どもの留守中に届けば良いのでしょうが、そんなタイミング良くはいかないもの。

頂く立場でわがままは言えませんが、この展開、きっと我が家だけではないはずです。 せっかく贈るのなら、家族みなさんに喜んでもらいたいはずですから、グルメ食材を選ぶ際は相手の家族構成を考えるとより良い贈り物になるでしょう。

ちなみに、パスタセットでも、子どもがいる家庭にはカラフルなパスタや面白い形のパスタを贈るなどのひと工夫すると、家族みんなで楽しめるでしょう。

スイーツ

美味しいスイーツが届くと「これから何日間優雅なティータイムを楽しめるかしら?」と気分が上がるもの。 クッキーやカップケーキ、おせんべい、夏にはゼリーや水ようかんも良いですね。

贈る相手の好みや家族構成に合わせて種類や内容量を変えると親切です。 ただし、お中元やお歳暮の時期と重なるような場合は日持ちするもの、小分け包装になっているものを選んだ方が喜ばれます。

先日頂いたお返しは、夫が大好きなメロンとメロンゼリーの詰め合わせだったのですが、実は我が子はメロンが嫌い。私も嫌いではないけれど好きでもないという微妙なライン。 ということで、すべて夫の胃袋に収まることになりました。

せっかくのお返しを家族全員で堪能することができずに残念ではありましたが、普段なら高級メロンなんて絶対に買わないので、それはそれで良かったかなと思います。 家族ぐるみで深い付き合いがない限り、相手の家族全員の好みを把握するのは大変。

せっかく贈るのなら「オッ」と驚かれる品物を選びたいところですが、下手に冒険をすると失敗する可能性が大。 お返しではできるだけ好みの分かれないような品物を選び、冒険したい品については何かの機会に手土産として持参するなどした方が良いかもしれません。

金券について

商品券やギフト券などの「金券」を選ぶ場合もあると思います。 頂いた金額の分だけ好きなものを自由に買うことができるため喜ばれる贈り物ではありますが、贈る相手には注意が必要です。

  • 上司や目上の方
  • 親戚・身内の目上の方
  • 年上の友人

このような方々にいわゆる「金券」を贈ることは失礼にあたるので避けましょう。 尚、相手が上司や目上の方ではないとしても、金券を贈ることにはリスクがあります。 まず、金額がはっきりと分かってしまうため、頂いた新築祝いの金額をどのように解釈したのかが明確となります。

万が一解釈が誤っていた場合は「常識知らず」と思われてしまう可能性があります。 また、「生活に困っているように思われている?」「気持ちや想いが感じられない」と負のイメージを持つ方もいらっしゃいます。

せっかくのお返しですから、気持ちよく贈りたいです。トラブルを避けるためにも、金券を贈る前に一度立ち止まって考えてみましょう。 相手が金券を望んでいる場合な金券でもいいでしょうが、それ以外の場合は金券以外に最適な品物がないのか一度考えるようにしましょう。

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