念願のマイホームを手に入れる
【あと3ヵ月!新居完成】
2DKのアパートから新築一戸建て4LDKに引越しが決定しました。夢のマイホームです! 結婚して一年ほど経ったある日、ふらっと立ち寄った住宅展示場で私たち夫婦の運命が決まりました。 まだ夢の話だと思っていたマイホームが突然現実味を帯び、その日から1年たった9月。目の前には家!しかも自分たちの家です。
こんなにも早くにマイホームを持てるなんて思ってもいなかったので、完成してもなお、まだ夢を見ているようでした。 そして、さらにお腹には新しい命が!出産予定は1月です。嬉しいことは重なるのですね。
自宅が完成した時、まだ私は正社員として働いており、10月いっぱいで退職、11月に引越し、1月出産予定と行事が目白押しでした。 アパートと新居は高速道路を使って車で1時間の距離。両家の実家からも車で1時間です。
今回は2DKのアパートいっぱいの荷物と車2台の引越しです。 私たちの住んでいたアパートから夫の実家まで車で5分。結婚後は私が住んでいたアパートにそのまま2人で住んだので、夫は衣類を持ち込んだ程度。
そのため、夫にとっては人生で初めての引越しとなります。 私はかれこれ約5回の引越し経験があるため、僭越ながら今回は私が主導権を握ることになりそうですが、何せ私は妊婦。
重いものが持てないとか、高いところの掃除ができないなど、あれこれできないことがあります。 その辺りは夫に任せ、私はできることをコツコツとすることにしました。 ちなみに引越しを控えていても、3ヵ月前だとできることが限られます。
まだ仕事もしていましたし、あと3ヵ月このアパートで生活しなければならないので、あれこれ手をつけられないのです。3ヵ月あれば季節も変わってしまいますから、衣類すら片付けられず、業者の比較・検討もまだ早いかな、と、後回しです。
この段階で行ったのは、新居の諸契約。 ケーブルテレビ(電話・インターネット込み)、その契約に伴い新居近隣の銀行で口座を開設、水道、電気、ガス。すぐには住めないとはいえ、チョコチョコ寄る可能性があるのでライフラインは確保しておく必要があります。
住んでいないのに基本料金の支払いが必要になりますが、これは必要経費です。 まだ夫婦の本拠地はアパートですが、やはり気になるマイホーム。座る椅子すら置いてありませんが、近くまで来たついでにちょっと寄ってみたりしていました。
そして、昼間の新居の様子は知っているけれど夜はどんな感じなのか気になって、わざわざ暗くなってから行ってみたりもしました。 こんな一つ一つが、今となっては良い思い出です。
【あと2ヵ月!家具・家電購入】
アパートから新居へ持っていく家電は冷蔵庫、オーブンレンジ、デスクトップ型パソコン、プリンター、テレビ、空気清浄機、オイルヒーター。 家具はほとんど新調する予定なので、スチールラック、キャスター付きの引き出し、あとは衣装ケースです。
2ヵ月前ですから、そろそろ本腰で家具・家電選びをしなければなりません。 新居の家具ですが、ベッド、リビングテーブル、ダイニングテーブル・椅子、そしてカーテンはハウスメーカーさんに紹介してもらったお店で購入。
「ダイニングチェアは背もたれが高いタイプがいい」という夫と、「高いと圧迫感があってダイニングが狭く見えるので低い方が良い」という私の意見がぶつかりましたが、最終的に夫が折れ、低い方に決定。
大変だったのはソファーです。ダイニングチェアで折れた夫は、今回は絶対に譲ってくれない様子。 夫のこだわりは、リクライニング機能付き、座面がやや高めで固め、色は黒、できれば本皮。こんなソファーに昔から憧れがあったようです。
ハウスメーカーさんに紹介してもらったものでは納得いかず、新居の近隣の家具屋さんをあちこち回る羽目になりました。 大手の家具店はもちろん、個人経営の小さな家具店までくまなく探し、ようやく見つかったソファー。
受注後に生産されるようで、2ヵ月以上かかるとのこと。 まあ、理想通りのものが見つかったので良かったのですが、マイホームでの生活数か月間はソファー無し生活になるようです。
リビングのラグにも多少こだわりがあり、あれこれ探した結果、近所のショッピングモールにいいのがあり、即購入。 ブランドにこだわらなければ、意外と近所で見つかるものです。
家電はアパート近くの家電量販店へ。 洗濯機、掃除機、テレビ、DVDレコーダー、スピーカー、オーディオプレーヤー、空気清浄機、ドライヤー、全てまとめて購入しました。
実は他の家電量販店でも大まかな見積もりを出してもらったのですが、金額、対応を含めて今ひとつ購入する気持ちになれませんでした。 マイホームで使うものなので、妥協はしたくないですもの。
その結果、気持ち良く購入することができました。 全ての電化製品を引越し2週間前に新居へ配送してもらえることになりました。 徐々にマイホームでの生活が見えてきて、気分もぐんぐん上がります。
私のお腹もかなり大きくなっていきました。 このお腹で引越し作業ができるのか不安ではありますが、お腹の子の成長と共に月日は確実に流れていくのです。
【あと1.5ヵ月!業者決定】
そろそろ業者を選ばなくてはなりません。さて、どうやって決めましょう。 引越し経験のない夫は全てを私に任せると言っております。この時まだ仕事をしていた私。夫と休日が合わないため、私の休みの日に合わせて見積もりを依頼するつもりです。
今まで約5回の引越しを経験している私ですが、業者はほぼバラバラ。 今回は夢のマーホームへの引越しですから、最初から嫌な思いはしたくありません。 そこでネットで一括見積もりをしました。 そして、一括見積もりした結果と夫が会社の同僚から仕入れてきた情報を参考に、まずは一社に絞り、訪問見積もりをお願いしました。
見積もり当日、会社のキャラクター付きのミニバンに乗ってきたのは若い男性。営業さんだけあって丁寧な対応です。 挨拶を済ませると、さっそく部屋の中を見渡し、何やらメモをしていきます。押入れの中、クローゼットの中も大まかに見てもらいます。
生活のすべてを見られているようで恥ずかしいところですが、実際に見てもらうことが大事なのです。引越し前に処分する予定のものがかなりあり、それを省いての見積もりです。実は仕事の都合もあり、見積もりにあまり時間を取りたくなかったので、特に気になることが無ければ他の業者に見積もりを頼まず、ここで決めてしまおうと初めから思っていました。
金額については、夫が会社でリサーチしてくれた金額と同じか、少し安いくらい。頑張ってもらえたようです。また、今回の引越しでは、通常の搬出・搬入作業の他に粗大ごみ(洗濯機、エアコン、ソファー、割と大きめの机)の処分もお願いしたかったのですが、有料にはなりますが、対応してもらえるということ。
営業さんの対応、金額・サービス共に満足だったので、このまま決定となりました。料金は引越し当日に現金で支払うことになります。 契約が成立するとすぐに、ミニバンから大量の新品の段ボールとガムテープ、養生テープを置いていってくれました。
ちなみに、「段ボールが、万が一足りなかった時は、他の引越しで使用した中古の段ボールであれば用意できるので連絡して下さい」とのことでした。 営業さんは最後まで感じが良く、とても好感が持てました。
もちろん当日作業に来るのは別の人ですが、こんな感じの会社の人ならば当日も気持ち良く引越しができそうな予感です。 さて、引越しまで1.5ヵ月。これから大変な荷造り。
妊婦なので無理はできませんが、直前に焦らなくて良いように少しずつ始めていかなければなりません。 とはいえ、まだ私は退職しておらず、季節は夏から秋にかわるあたり。引越しの準備に取り掛かるには少し早い気もします。まずはいらないものを処分するところから始めます。
【あと1ヵ月~2週間】
秋のお彼岸が過ぎ、だいぶ涼しくなってきました。そろそろあれこれ準備に取り掛かれそうです。 元々私が一人で住んでいたアパートに夫が衣類だけ持ち込んで住んでいたような形だったので、2DKに詰まった荷物の8割が私の個人的な所有物です。
つまり、私が片付けなければならないものが全体の8割ということです。これは早々に始める必要がありそうです。 まず、私が一番初めに手を付ける定番のものは書籍です。なぜか? それは、段ボールに詰めやすいからです。
O型の私は基本的には片づけが苦手。しかし四角いもの(書籍)を四角い箱に詰め込むなんて、目を閉じていてもできるかもしれません。 ただ詰め込んだ後が問題です。妊婦なので重いものが持てません。無理をして持つとお腹が張ってしまいます。
ただ、寝室で箱詰めした書籍の段ボールは、邪魔にならないようにダイニングキッチンまで運ばなければならないのです。 「お腹の赤ちゃんよ、ごめんね」と思いながら、よいしょよいしょと運び、すっきりした本棚を見て満足満足。
そして、もうひと箱詰め込んでさっきの箱の上にドスンと重ね、ひと休み。 夫に頼めば良いのですが、できるできる、と思ってしまうのです。 引越しって、やっぱりハード。でも「マイホームが持てる」と思うとやる気が出てきます。頑張らねば!
そんな中、新居に家具・家電が届きます。 約束の日に車で新居へ。新しいものたちが次々と設置されていきます。生活感が出てきたマイホーム。新生活への期待がぐんぐんと高まります。
そしてそろそろ計画的に進めなければならないのが、諸契約解除の手続きです。 電気・ガス・水道・電話(インターネット含む)、そしてアパートの賃貸契約。それぞれに電話連絡しなければならず、これが割と面倒な作業なのです。
ちなみに電話の受付時間が夕方17時までというところもあり、「そんな時間には仕事が終わらないぞ」と昼休みになると同時に電話したこともありました。 電気・水道は電話で契約終了の日にちを連絡すれば終了。
大変なのは立ち合いが必要なガス、それからモデムを返さなければならない電話(インターネット)です。 ガスも電話も、引越し直前まで使う可能性がありますから、契約の解除は当日かそれ以降にしなければなりません。
いろいろ考えた結果、ガスは引越し当日、電話は引越し数日後にアパートの大家さんの立ち合いの日に合わせて契約解除をお願いすることにしました。 さて、2週間前になり、いよいよ退職です。
【あと2週間~1週間】
重たいお腹で何とか毎日出勤していましたが、ようやく退職の日を迎えました。 仕事を終え、いつでも帰宅できるのに、寂しさからなかなか帰る気になれず、遅くまで同僚との時間を過ごしました。 長い間お世話になりました。今まで本当にありがとうございました。
11月に入り、いよいよ本気の引越し準備です。 職場から持ち帰った大量の私物をまとめて段ボールへ。復職して、また使う日が来ますようにと願いながら蓋を閉じます。
押入れの中にある衣類の収納ケースは、引き出しが飛び出さないようにガムテープを貼り付け終了。 日々作業を続ける中で大量のゴミが出てきます。引越しの日まで2週間を切っているので、ゴミの日があと何回か考える必要が出てきます。
できれば新居にはゴミを持ち込みたくないです。ゴミの捨て方も地域によって違いますから、新しい場所で悩みながら捨てるよりも、慣れた場所で捨てる方がずっとスムーズです。 普通のごみはゴミ集積所に捨てるだけですが、粗大ごみの処分は違います。
リサイクルショップへ持っていくのもありでしょうが、リサイクルできるような感じでもない。そうなると地域のクリーンセンターへ直接持ち込むか、電話連絡をして決められた日に取りに来てもらうことになりそう。
直接持ち込む方が金額的に安く済み、取りに来てもらう日時を気にする必要がありません。 夫に相談すると、「この程度なら車に乗せられるだろう」ということで、仕事が休みの日に行くことになりました。
もう使わない古い自転車、電気スタンド、いつか捨てようと思っていた壊れたパソコン2台・プリンター、空気清浄機、壊れかけの扇風機、アイロンなど、夫のワゴン車いっぱいにあれこれ積み込みます。 私は妊婦なので、力仕事は夫任せです。
手が汚れることと車が汚れることを嫌う夫ですが、嫌な顔ひとつせず埃にまみれた粗大ごみを積み込んでくれました。 ふと駐輪場を見ると、何やら見覚えのある自転車が。すっかり色落ちし、タイヤはパンク。クモの巣と埃でいっぱいです。
「すっかり忘れてた、私の自転車だ!」 結婚する前はよく利用していましたが、結婚後はほとんど使うことがなかった自転車。「自転車は車に載せられないよね?」と夫に確認すると「大丈夫だと思う」という返答。
ホントかなーと不安に思いつつ任せておくと、数分後見事に収納されていました。 さすが、収納上手!大事な車の天井に汚れがついても文句ひとつ言わない夫。きっと素敵なマイホームパパになることでしょう。
さてそのままクリーンセンターへ。 夫婦ともに初めて行くのでちょっとドキドキします。受付時間を確認し、間に合うように自宅を出ます。 入口で受付を済ませると、車のまま重量をチェックします。 そして前進し、クリーンセンターの方々が待ち構えているところで持参した粗大ごみを車から下ろします。
馴染みのものが見ず知らずの人の手に渡り、あっという間に電源コードが切断されていきます。 今まで私たちの生活を支えてくれてありがとう、なんてしっとり感傷に浸っている間もなく、あっという間にチョッキン、まだ使えるものがゴミになってしまいました。
その後、再び車ごと計量し、料金を支払って終了。ひょっとしたらリサイクルできたかもな。後悔先に立たずです。 さて、粗大ごみは片付いた! あとはとにかく何でもかんでも段ボールに詰めるのみです。
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⇒アパートから新築一戸建て
今回の引越しで使った一括見積りサービスです