初期費用の内訳
今回の三重から奈良への単身引っ越しの概要は以下の通りです。
就職後、実家(三重県亀山市)から約2時間半かけて会社(奈良県奈良市)へ通勤していましたが、さすがに辛くなり、会社近くに引っ越しを決意。 まず、3月中旬に奈良市のマンションの契約を済ませ、4月中旬に引っ越しすることにしました。 引っ越し先のマンションは駅から徒歩15分と少し距離がありますが、憧れの2DKです。
また、今回、新しく一人暮らし用の家具・家電を購入することにしました。 具体的には家電量販店で冷蔵庫、洗濯機、掃除機、ガスコンロ、テレビ、ショッピングセンターの家具売り場でベッド、布団セットを購入。 購入した家具・家電は引っ越しの前の週に届くように配送をお願いしました。
そして、三重から奈良に持っていったものは、テーブル、椅子、こたつ付きの机、カーペット、スチールラック、カラーボックス、パソコン、プリンター、書籍、衣類、その他小物と、新しく買ってもらった自転車です。 これらの荷物は引っ越し業者に依頼して運んでもらいました。
それでは今回、どの程度、初期費用がかかったのかをご紹介します。
引っ越し業者に支払った費用
- 時期:4月の休日
- 移動距離:105㎞
- トラック:2tショート
- 荷物の量:普通
- 費用:61200円
一人暮らしのために購入した家電・家具
- 2ドア冷蔵庫(153L):37100円
- 縦型洗濯機(洗濯・脱水容量:5kg):29600円
- 掃除機(コードレス):22400円
- ガスコンロ(2口):17500円
- テレビ:26400円
- ベッド(シングル):30300円
- 布団セット(掛け布団、敷き布団、枕):4900円
- 合計:168200円
賃貸物件を借りる際の初期費用
- 場所:奈良県奈良市
- 間取り:マンション(2DK)
- 家賃:74000円
- 敷金:74000円
- 礼金:0円
- 管理費:3000円
- 合計:151000円
一人暮らしの初期費用:380400円
複数の引っ越し業者に見積り依頼
上記では、実家の三重から会社がある奈良のマンションに引っ越しして一人暮らしするために掛かった初期費用について書きましたが、実は初めての一人暮らしとなるため、引っ越しの手順がわかりませんでした。 そこで一人暮らし経験のある母と姉が助けを借りながら引っ越しの準備をしました。
まず、奈良での一人暮らしが決まったら、私の知らぬ間に母と姉が包丁やまな板などのキッチン用具、調味料やインスタント食品などの食料品、物干し竿、洗濯バサミ、洗濯ハンガーなどの洗濯用品までも準備してくれて、スーパーでもらってきた段ボールに詰めてくれました。
尚、母から「実家からの引っ越しなので、部屋の荷物をすべて持っていく必要はないよ。むしろ帰省時に生活できるように、衣類等は少し残しておくといいよ」というアドバイスをもらったので、上記に書きました「テーブル、椅子、こたつ付きの机、カーペット」など必要最小限の荷物を奈良のマンションに持っていくことにしました。 というわけで、引っ越しまで時間がさほどなかったのですが、割とスムーズに準備はできました。
あとは、荷物を運んでもらう業者を見つけなければいけません。 最初は、「TVCMでよく見る大手の業者さんに頼めばいいかな?」と思っていたのですが、母から「あんた、お金あるの?引っ越し費用はあんたが出すんだからね。特に繁盛期なんだからいくつかの業者に見積りしてもらって荷物を安く運んでくれるところ探したほうがいいよ」と言われ、当時、懐がさみしかった私は「母の言うとおりだ」と思い、早速、以下のサイトから見積り依頼をしてみました。
上記のサイトで見積りしてもらった結果、3つの業者さんに実家まで来てもらい、正確な金額を算出してもらうことにしました。 今回は単身引っ越しなので、当初、「単身パック」が利用できるといいといいなあと思ったのですが、運んでもらう荷物の中に「自転車」があったので、どの業者も「単身パック」が利用できないと言わてがっかり。
ということで、荷物の量を確認してもらいトラックのサイズを決めてもらうことにしました。 「自転車」の大きさ、繁盛期、休日という条件からどの業者も8万円台を提示されました。 そこで、私が「もう少し安くなりませんか?」というと1つの業者が自転車を含めた荷物の積み込み方をいろいろ考えてくれて、6万円台で引っ越しできるようにしてくれました。 当時ペーパードライバーだった私にとって、自転車は無くてはならない移動手段。自転車を含めて安く引っ越しできることになってホッとしました。
一括見積りサイトを利用して上手に業者を選ぶコツ
まずは一括見積りサイトを利用する前に引っ越し費用の上限を決めましょう。引っ越し前後は予期せぬお金が必要になることがあります。そのため、費用の上限をきちんと決めておくことはとても大切です。 そして、上で紹介した「引越し侍」を利用して一括見積り依頼をしましょう。 依頼が完了すると複数の業者から電話で連絡があります。
連絡があった業者には以下のことを確認しましょう。
1つ目が自社トラックによる配送かどうかを確認。 自社トラックを使用しない業者は引っ越し作業を下請け業者に出すことがあります。 下請けに出すような業者はあまり信頼できません。
次に、長距離の場合は、搬出先と搬入先どちらにも、営業所や支社があるかどうかを確認しましょう。 万が一トラブルが発生したとき、迅速に対応してもらうためです。
さらに、おおよその見積り額を確認して、自分で決めた予算の上限とかけ離れた業者は対象外とします。 尚、自分で決めた予算と業者が提示した見積り額との差が少額ならば、交渉次第では割引してもらえるかも知れないので、保留にしておきましょう。
さらに、無料提供してもらえる段ボール、洋服用のクローゼット型段ボール、布団袋、梱包用ガムテープ、緩衝剤などの種類と数量をチェック。また、補償条件がどのような内容であるかを確認します。 特に電話で確認したときに、明確に補償条件を回答できないような業者は選ばないようにしましょう。
以上のことを確認して、訪問見積りしてもらう業者(2~4社)選びましょう。
訪問見積りでは電話で確認したことを1つ1つ丁寧に確認していきます。 もし、訪問見積りで最終的に提示された見積り額が自分が決めた予算の上限よりも高い場合は、「ぜひ貴社に頼みたいが、値段が折り合わない。もう少しなんとかならないか?」と交渉してみましょう。
その際、すぐに自分の予算の上限を話さないことです。まずは、相手からの提示金額を確認します。うまくいけば、びっくりするくらい値引きしてくれることもあります。これ以上の譲歩は難しいとなったら、初めて「今回の引っ越しで出せる金額は○○なのだが、この○○でやってもらえないか?」を言ってみましょう。
すべての業者の訪問見積もりが終わったら、内容を見比べて、引っ越しをお願いする業者を選びましょう。
実家の三重から荷物を搬出
とうとう引っ越しの日が来ました。 今日の引っ越しは母と姉も手伝ってくれることになりました。さらに、荷解きまで手伝ってくれるとのこと。ありがたや。 実家で朝食を済ませ、しばらくすると引っ越し業者さんがやってきました。 作業員は男性2人。
玄関からトラックまでの道のりを傷が付かないように保護し、搬出が始まります。荷物がさほどないので、全て積み込むのに30分とかかりませんでした。 それでも業者さんの予想よりトラックはいっぱいになったようです。 これで搬出作業終了。
積み終わると三重から一人暮らしをする奈良のマンションへ出発です。 尚、私、母、姉の3人は、なんとそろってペーパードライバーなので、電車で奈良に向かいます。おおよその到着時間を業者さんに伝えて、お互いに出発します。
奈良のマンションへ荷物の搬入
電車に揺られること2時間半、その後、駅から歩いて15分。昼食タイムに奈良のマンションへ到着すると、なんと業者のトラックが先に到着していました。 慌ててマンションの鍵を開け、休む間もなく搬入開始です。
ガランとしていたリビングに机、カラーボックス、カーペット、寝室となる部屋にはテーブル、椅子、パソコン、プリンター、スチールラックが、それぞれ運び込まれます。 ようやく生活できそうな感じになってきました。その後、ダイニングに残りの荷物と段ボールを運んでもらいました。
あと、照明器具の取り付けもしてもらいました。これから一人暮らしするマンションは2DKなのでダイニングキッチン、リビング、寝室の3ヵ所に設置してもらい、無事に搬入作業終了。 その後、作業終了の確認書類にサインをし、業者とお別れしました。
ここからは私、母、姉で荷解き作業です。 まず、割と広いマンションなので、すぐに使わないものは荷解きせずに置いておくことにしました。 というわけで、今日これから夕飯の準備に使うであろうキッチン回りの片付けと寝床の確保から始めます。
最初にガスコンロを設置。「ん?あれ?このままじゃダメじゃない?ガスコンロの下にアルミのお皿みたいなのをつけなきゃいけないんじゃなかったっけ?そんなの用意してないよね、お母さん?」 いいえ、あるんです。母がしっかり用意してくれていました。私が「さすが母!」というと、母は「そうでしょ?」と言いながら、手早くキッチン回りを片づけてくれました。
ということでキッチン回りは母と姉に任せて、私は寝室を片づけることにしました。 ベッドを設置し、シーツをかけ、枕を置き、掛け布団を乗せたら完了。 これでいつでも眠れます。
あとやらなければならないことといえば、トイレ、お風呂の辺りです。 トイレには便座カバーを付けて、トイレの便座に付いている保温と洗浄機能の確認。 お風呂にはシャンプー、ボディーソープ等を置いて、こちらも準備完了。
リビングにはカーペットを敷き、その上に机を置きます。 これで何とか生活できる形になりました。 この時点で母と姉が帰っていきました。
母と姉の二人を見送ったあとは、足りない生活用品を揃えるために近所の100均に向かいます。 広い店内を行ったり来たりして、これからの生活で必要になりそうなものをどんどんカゴに入れていきます。 お皿、マグカップ、コップ、スプーン、フォーク、小さめの調味料、収納用にプラスチックのカゴ…。
さらに、スーパーで今日の夕食で必要な食料品を調達することにします。 大根、玉ねぎ、人参、豆腐、食パン、冷凍食品・・・。 買い物を終え、「一人暮らしってこういうことなんだな」と感じながら、マンションに戻ります。 作業員さん、母、姉のおかげで三重から奈良までトラブルなく引っ越しできて本当によかったです。
今回の引っ越しで利用した見積りサイトはこちら(繁盛期にもかかわらず相場よりも約2万円安くなりました)