コートにしみが付いていた

今までに6社の宅配クリーニングを使ってきました。 その中でも満足度の高かったベスト3(服のしみが自宅で落ちない宅配クリーニングのリネットとせんたく便)で紹介したわけですが、実は某宅配クリーニングでトラブルに遭いました。

私が経験したトラブルについては後程ご紹介しますが、まずは、6社の宅配クリーニングを使ってみてわかった「トラブルを予防するための4つのポイント」をご紹介します。

出す前の衣類の写真を撮っておく

まずは、上のようにクリーニングに出す前の衣類をすべて写真に撮っておきましょう。 万が一、衣類が紛失しても、写真が証拠になるため、迅速に紛失した衣類に対して対応してくれます。

また、目立ったしみがある場合は、上のようにそのしみがわかるような写真も撮っておきましょう。 そうすれば、しみの落ち具合に満足しないときの再仕上げもお願いしやすくなります。

再仕上を無料でしてくれる
もし、しみなどの汚れ落ちに満足できないときでも、再仕上を無料でしてもらえるところであれば、気兼ねなく、再仕上をお願いできます。 尚、無料で再仕上をしてくれる期間は1~2週間と限定される場合がほとんどなので、事前に無料で再仕上してもらえる期間を確認しておきましょう。 尚、搭載で紹介している宅配クリーニングはすべて再仕上を無料でしてくれます。

宅配クリーニングから送られるメールは必ず確認
注文が完了して、衣料を送ると、1日~4日程度で「衣料が到着した」というメールが送られてきます。 そのメールには衣料の点数、料金、さらに「○○(衣料名)の○○箇所に汚れがありました」という検品結果が書かれています。

ここで点数、料金、汚れを確認してください。 特に1点1点で料金が決まっている宅配クリーニングを利用するときは、依頼する前に自分で算出した料金と同じであるかを確認してください。 また、依頼する前に確認しておいたすべての汚れが検品結果に書かれているかも確認してください。

確認した結果、相違がある場合は、すぐに電話やメールで連絡するようにしてください。

初めての利用ではトラブルに遭っては困る衣料は出さない
クローゼットに眠っていた衣類やシーズンが終わった衣類など「普段着ていない衣類」「今すぐ必要でない衣類」を出しましょう。 まず、クローゼットに眠っていた衣類ならこれから着る機会はかなり低いと思います。 そのような衣類なら「しみが取れたらラッキー」「もし取れないなら仕方がない」と思えるのではないでしょうか?

また、シーズン外の衣類が紛失してしまっても、今すぐ着るわけでないので、焦ることもなく、落ち着いて保証の交渉ができることでしょう。 そして、1回目の利用でトラブルがなかったら、2回目からは大切にしている衣類を出すようにすれば、安心して利用できることでしょう。

【私が体験したトラブル】

クリーニングから帰ってきたコート

某宅配クリーニングを利用したときの話しです。 クリーニングから帰ってきたコートをビニールから出すと、何とそこには見たこともないしみがあるではありませんか。 コートの前身頃に油や薬品が染み込んだような、丸いしみです。

「えー?何これ?」私の頭の中は真っ白。「こんなしみ、最初からあったっけ?」「えー?無いよね?」 いつ、どこでこんなしみができたのでしょうか? 「これは困った、どうしよう」この状態では外に着ていくこともできません。

「これは放置してはいけないレベルだ」そう思い、まずは届いたモノの中に対応策が書かれていないかを調べました。 すると、「気になる点がございましたら、お気軽にお問い合わせ下さい。尚、到着から2週間以上経過したものはご対応致しかねる場合もございます」という記載を発見。

その下にフリーダイヤルの電話番号が書かれていました。 「電話しなくちゃ」と思いましたが、昔から電話嫌いの私はホームページ上の「メールでのお問い合わせ」で問い合わせを行うことにしました。 今回起こったことを記載し、送信。さて、一体どのような対応をされるのでしょうか。

問い合わせをする
問題は、どの段階でこのしみが出来たかです。「ひょっとして最初からついてたっけ?」少し心配になりますが、今回は運よく写真を撮っていましたから、クリーニング前にしみがなかったことが確認できました。

今回、トラブルに遭ったコートは「今キレイにしてもらえば10月くらいまでは着られるかな」と思っていたものだったのですが、時間的に見ても、コートの状態から見ても、着られる日が来るのかどうかすら分からなくなりました。

ただ、このコートは、5年間、一度も着ることもなくクローゼットの中に入れておいたものなので、なくて困るということではなかったことが不幸中の幸いでした。 さて、メールで問い合わせに関する返信及び連絡はいつ来るのでしょうか。また、どんな対応をしてもらえるのでしょうか。

再仕上げの結果
問い合わせメールを送った翌朝、担当者から「ご迷惑をおかけしております。状態確認のため一旦返送をお願いします。再度しみ抜きをしてお返しさせて頂きます」という旨のメールが届きました。 さすがにこの手の問い合わせに対する対応は早いようです。

さっそく問題のコートを返送し、あちらからの連絡を待ちます。 ところが待てども待てども音沙汰がなく、コートが無事に届いたのか、何のしみだったのか、染み取りはしてもらえるのかなど、全く分からないまま2日が経過しました。

そろそろこちらから状況を確認してみようかと思った3日目、宅急便が届きました。 届いたばかりの厚さ6㎝の段ボールをドキドキしながら開けてみると、伝票とコートが入っていました。 尚、「しみ取りの経過が記された用紙がどこかにあるのかな?」と期待して箱の中身をよく確認しましたが、入っていませんでした。

「え?それだけ?うそ?いわゆるトラブルに対する対応がこれだけってどういうこと?」 今ひとつ納得はいきませんが一番大事なのはコートの仕上がり具合です。釈然としないままビニール袋を外して確認すると、新たに付いていたしみが、跡形もなくキレイに取れているではありませんか。「やったー!さすがプロ!」

しかしですよ。よく考えてみると元に戻っただけです。 コートがキレイになってひとまず安心しましたが、その後も某宅配クリーニングからはメール、電話等の連絡もなく、結局原因が何であったのか、どの段階で付いたのか、どのように対応していただいたのかなど不透明なことだらけ。

今回はたまたま起きてしまったトラブルだとは思いますが、今回の対応で某宅配クリーニングにお願いすることはもうないでしょう。

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